本間長世『思想としてのアメリカ』さっき届きました!
冒頭をちらっと読んでみたんだけど、すげえ…!
ちょっと引用してみます。
「初めに多様性があった」。アメリカの発展という物語は、『新約聖書』の中の「ヨハネによる福音書」の冒頭にある有名な「初めにことばがあった」という叙述をもじって、このように語り出すのがふさわしかったはずである。しかし、実際はそうではなかった。ヨーロッパ人から見た「アメリカ」は単数であり、さらに「アメリカン」という形容詞にも多数を示す限定ないし修飾はつかなかった。
※強調、管理人*1
出だしからしてかっこよくないですか!?
しかも、かっこいいだけじゃなくて分かりやすい。これだけで、いかにこの人が頭良いか、その片鱗を知ることが出来る。
翻って言うなら、これを勧めるペトロニウスさんの審美眼たるや!
ちなみに、ペトロニウスさんの記事はこれですね。
『思想としてのアメリカ』本間長世を読む | 旧館:物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
ああ、図書館から借りた本よりこの本読みたい!笑
*1:tips
聖書の新旧に付いてる約は、約束の約。
間違っても、新訳旧訳と書かないように!(笑)
*2:ちなみにこれ、ハンドルネームの由来である、ネロの側近だったペトロニウスの二つ名「趣味の審判官」からですね。型月厨なら、丹下ボイスでわかりますよね、ネロ。その側近。もしかしたら、元ネタのペトロニウス氏が、ゲーム内に出てくるかも。そしたら、「ペトロニウスさん、とうとうゲームの中に進出じゃん!w」とネタにされるかも。する人いるのかな…?
ちなみに、僕はまだ読んでいないのだけど、海燕さんから教わった話ですけども、猫小説と名高い『夏への扉』の主人公が飼っている猫ピートの由来でもあるそうです。『銀河市民』読まねばなあ…。